漫画「サンダーボルト」の世界

 異色のガンダム漫画、「サンダーボルト」に登場するMSが発売され、その中にジムもラインナップに挙がり、そうなれば作るしか!って事で、サンダーボルトの世界感の中に登場する雰囲気で制作しました!

 世界感を再現する為もあって、固定ポーズで作りました。また、今回初めての試みとして、LEDを自作で仕込んでいます。カメラアイと、右足の爆発の部分です。電池までを内臓して、バックパックの見えない部分にスイッチを付けました。
 基本的にキットからプロポーション等は弄っていません。しかし、サンダーボルトの世界の中ではスペースデブリも大量にあるし、MSをあまり大事に扱っていなさそうなので随所にリューターなどでダメージを付けてみました。
 イメージ設定としましては、どこからともなく発射されたザクのビッグガンに撃ち抜かれたジムが反撃に移る瞬間を切り取った感じです。
 咄嗟にアームシールドで防いだのに防ぎ切れず、腕と足も破損し、足のプロペラントタンクが爆発したが、稼働には問題が無いことを判断し、相手を探す行動に移った、といったイメージです。
 目のLEDは、小さい四角のモノを頭の部分をくり抜いて入れて、首の後ろから配線を回しています。そのままだと光が強すぎたのでプラ板をかましたり、表面をシルバーに塗って光を抑えています。
 ダメージ部分のアップ。いつも通り、リューターで削った後にエポパテを付けてダメージ表現をしています。今回は焼け爛れた雰囲気を出すのにシルバーで塗った後にクリアオレンジ、クリアレッドなどで塗装しました。
 足のLEDの中身。これにコットンに塗装したものを被せています。こちらの配線は足から腰、そして胴体を通ってバックパックまで伸ばしています。
 それと、このキットで唯一気になった、関節表現の部分なのですが、関節を固定する事によって自分的に解消しました。元デザインでは関節に外部カバーが被さっているのですが、どうしても模型として動かすと関節部分が「カバーが全てに被っていてその中身が動いている」様には出来ないのです。なので、関節を固定してその上にパテを持って、ソレっぽくモールドを入れる事によってサンダーボルトの世界の関節を表現しました。
 とまぁ、そう言ったワケで、サンボルジムでした!漫画の独特の世界感も中々面白いですが、まさかアニメにもなっていない漫画登場のMSが商品化するとは思いませんでした。しかもジム!!こういった時は基本スルーされがちなジムがこうして出てくれたのは本当に嬉しかったです!で、作るにあたっていろいろ考えたのですが、やっぱりこのデザインはサンダーボルトの世界感しか考えられませんでした。ならば!と思いっきりサンダーボルト世界にドップリとハマって制作しました。さらに初めてLEDを仕込みましたがこれが大変でした(^^;カタチ出しよりも先にLEDの仕込み、配線を考えなければ制作を進める事も出来ないというコマッタもので、配線が決まらないのに模型は進めたい、でも出来ない、というのは今まで経験した事がなかったので大変でしたが、こうして作品としてカタチに出来たので良かったデース!