エントリーNo.08 K−太郎サマ
キメっ!の一枚
「赤い色のモビルスーツ……シャアじゃないのか!?」
アムロ・レイ少尉は爆風の向こうに見え隠れする赤い影を追う。そこへ量産型MSが走りこんできた。
「ホワイトベースの守りが手薄だ、3番機は宇宙船ドックへ向かえ」
「了解」
アスワン少尉はジャブロー基地内のマップを検索し、宇宙船ドックへ向け移動を開始した。
宇宙船ドックへ続く通路から広大な空間に出ると、そこはすでに戦車の残骸で無残な状態になっていた。
赤い炎と煙の向こうにその赤いモビルスーツは居た。奴はこちらに気がつくと一瞬身をかがめる。
「奴め、来るのか!?」
右手のビームスプレーガンを一撃した後、突進を始めたMSに投げつける。一瞬振り払う動作で突進が弱まった。
投げつけた右手をそのまま左肩のビームサーベルに伸ばし、引き抜く勢いそのままに振り払いながら赤いMSの脇を駆け抜けていく。
すれ違いざまに左へよろけるように衝撃が走った。奴が突き出したクローに左手が肩から持っていかれたのだ。
しかし、こちらのサーベルは奴の胴体を真っ二つに切り裂いていた。


とまぁ、こんなシーンを想像しながら作りました。
テーマは「アニメの止め絵みたいな雰囲気」を出すこと。
使用キットは「寒冷地コンペ」の時の商品である旧キットGMと、同じく旧キットのズゴック(シャア専用では無い所が……)であります。

GMはわき腹をポリパテで作った以外はノーマルのままの物を切った貼ったしてポーズをつけています。
昔風にしたかったんでスカート分割等は行ってません。
手首とサーベルのみHGUCより流用、時間がなかったんで(汗)シャアのズゴックはモノアイのモールドを削り落とし、つめを尖らせた。
関節は切り離したあとポリパテで曲がって居るように成型。
今回のネタでやってみたかったのが、コクピットハッチから逃げ出すシャア!(笑)Nゲージの人形がたまたま手元にあったんで、乗客セット(2)よりチョイスして
塗装して見ました。

ベースはB4パネルに石膏とインテリアバーク(木の皮)で作ってます。もちょっと手を入れたかった。

塗装はサフェーサーのあとつや消し白を吹き、その上にアクリルガッシュでべたべたと塗って行きます。
今回はわざと大胆に筆目を残し、止め絵の雰囲気を出しましたが、写真だと飛んでて逆に滑らか?(笑)
アクリルガッシュの隠ぺい力が意外と高くて助かった。

完成度は低いですが、面白い物になったと思います。
なにより作ってて楽しかった。